2015年8月10日月曜日

日射病と熱射病 #2



「熱中症」が原因で○○○人病院に搬送され、
うち、○○人が死亡、○○人が意識不明の重体です。

毎日のトップニュースは決まってこれですよね。



何年か前までは、「日射病」って言ってたような気がしますが、
最近ではテレビでも聞かなくなりましたね。


ところで、
「日射病」と「熱射病」、以前テレビなどでよく耳にした病名ですが、
この2つの違いが分かりますか?





日射病とは、

真夏日、猛暑日などに炎天下でスポーツや激務をしたとき、汗を流し過ぎて、
体の水分が足りなくなってしまい、心臓へ戻ってくる血液が少なくなり
心臓が空打ちをしてしまう病気だそうです。

すなわち、「脱水状態」ですね。
予防・対策として、水分補給が重要です。風通しの良い木陰など

涼しい場所でのゆっくりとした休息が必要ですね。



熱射病とは、

発汗不足などにより、体に溜まった熱を十分に発散できないため、
熱が体にこもってしまい、上がった体温に体が対処し切れなくなった状態だそうです。

予防・対策として、冷たいタオルで身体を拭いたり、アイスノンなどの保冷剤、
冷却シートなどで熱を逃がしてやることが必要です 


一般的な健常者の場合、高くなった体温(熱射病症状)を冷やすために、大量の汗をかきます。
あまり大量の汗をかき、失った水分の補給をしてやらないと日射病になるというわけです。

障がい等により、自律神経が上手く調節できない方々は、この熱射病予防に必要な「発汗」が
十分にできない場合があります。特に注意が必要ですね。

 

     

5月下旬だったでしょうか、、、
5月って過ごしやすい季節ですが、たまに「暑すぎるなぁ」って日が
ありますよね。

病院だけではありませんが、節電のためエアコンを
元栓(全館内の制御盤)から切ってある施設は結構あると思います。

7月からでないとエアコンは入りませんよ~って場所も、あるある。。。


その日、いつものように車椅子をこぐリハビリをしていたところ、
急に「めまい」「失神」「頭痛」「吐き気」に襲われました。

汗をかくことが出来ない私は、気づかないうちに、かなり体温が上昇してしまったのです。
「熱射病」の一歩手前だったのかも、、、
       

さいわい、そこが病院であったため、
医師や理学療法士の対応が的確であり無事に生還できました。

氷漬けにされたままタクシーで帰宅した経験があります。

「節電」と「安全」について考えさせられる一日でした。

されど「節約」、されど「安全!」。。。



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